スリランカでパンチャカルマ体験

アーユルヴェーダは5000年前にインド、スリランカで発症した伝統医学です。
生命について知り、生命を楽しむことがアーユルヴェーダであると定義され、
生命とは「肉体、感覚器官、精神、魂」が結合し、支えあっているものであり、
この4つのバランスがとれていることが健康な状態であると言われています。

パンチャカルマとは

サンスクリット語で、5つの療法と言う意味です。
 Pancha 5つ 
 Karma  療法
日々の生活の中で乱れた身体を解毒、浄化し、こころと体の状態をその人本来の状態に戻していく治療が、
「パンチャカルマ」です。

パンチャカルマ施設

アーユルヴェーダを学んだ時から気になっていたパンチャカルマ!
本場スリランカの専門施設に約2週間滞在し、こころと体の解毒と浄化を受け続けた体験をご紹介します。
訪れたのは、「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオン」です。

到着は夜!
まずは受付のカウンターでチェックイン手続き。
既に翌日からのトリートメントスケジュールが用意されていました。
私は203のお部屋なので、9:45にDr.ディニィシュの問診、脈診を受けてトリートメントメニューが決定され、
11:30からトリートメントの予定です。いよいよです!
Dr.ディニィシュ はドクタースキャンと言われ、脈診だけで現在の身体の不調や過去の病気やケガまで見抜けると言う凄腕のドクターですよ。

お部屋は個室です。
パンチャカルマが初めてなこともあり、個室の方が周りを気にしなくてもよいので今回は少し贅沢に。

素敵な感じでしょ。右側の写真の右横が玄関になります。ソファーの横の階段を数段上がったところがベッドルームと浴室です。トリートメントは別の場所で受けるので、お部屋で薄いガウンに着替えて出かけます。帰りもトリートメントでオイルが付いた状態にガウンを着て戻ってくるため、そのままの状態で一休みしたり、お薬を飲んだり、本を読む時などにソファーを利用します。

パンチャカルマ体験

遂に、 Dr.ディニィシュの診察です!
日本人には基本的に英語で話されるようです。英語の苦手な方には通訳の方が必要です。
私も通訳の方に解説してもらいながらの問診となりました。
診断結果とトリートメントメニューはこんな感じです。身体の絵に脈診でみえたことがたくさん書きこまれていています。脈診だけでこれだけのことが読み取れるって本当に凄いですね。
トリートメントメニューは1、2、3・・・と番号が振られているところを縦読みすると、その日受けるトリートメントの種類がわかります。1日だいたい2~3時間で終了するメニューになっています。

早速パンチャカルマの治療に入るので、パンチャカルマについて少し説明すると、
パンチャカルマは前処置、本処置、後処置の3つの療法で行われます。

前処置 Purva karma (プルーワ カルマ)

前処置では、本処置で老廃物を排出できる状態にするために、以下の治療が行われます。
・食事療法  Dipana pacana (ディーパナ パーチャナ)
・オイル療法 Sneha karma (スネーハ カルマ)
・発汗療法  Sveda karma (スヴェーダ カルマ)
アーユルヴェーダのトリートメントはオイル療法になります。

本処置 Pradhana karma (プラダハーナ カルマ)

本処置では、5つの解毒療法を使用して身体の解毒、浄化をします。
 1.嘔吐療法 Vamana karma (ワマナ カルマ)
 2.下剤療法 Virecana karma (ヴィレーチャナ カルマ)
 3.浣腸療法 Vasti karma (ワスティ カルマ)
 4.オイルの点鼻療法 Nasya karma (ナスヤ カルマ)
 5.瀉血療法 Raktamokusana (ラクタモークシャナ)
必ずしも、5つの療法すべてを受けるわけではなく、ドクターの診断によって必要な療法が選択されます。
私の場合、前処置をして身体の状態が整ってきたころに下剤療法と オイルの点鼻療法が行われました。
下剤療法は下剤を服用して数時間後にお腹に効いてくる感じです。「お腹痛~~い」っとなって数時間、下剤の効果が落ち着いてきた頃に、水分補給のためのドリンクがお部屋に運ばれてきます。その後徐々に食事を摂りますが、最初の食事は食べれなくてほとんど残してしまいした。すると、レストランスタッフからドクターに連絡が入ったようで、ドクターがレストランまで来られてその場で診察を受けることに。しっかり連携が取れていることに驚きつつも、その後特別に用意されたフルーツの盛り合わせがとても美味しくて、食事を残したことが嘘のようにペロリと完食!

後処置 Pascat karma (パスチャート カルマ)

後処置は、本処置後の身体に滋養を与え、鎮静をします。
 1.食事、行動の制限 Sansarjana karma (サンサーラジャナ カルマ)
 2.ネトラタルパナやシロダーラなど Ksudara karma (シュッドラ カルマ)
 3.ドーシャの鎮静 Samana (シャマナ)
 4.若返り法 Rasayana (ラサーヤナ)

この前処置、本処置、後処置の順にパンチャカルマは進められます。
トリートメントを受ける施設とトリートメント中の様子はこちら↓

滞在中は、診察、トリートメント、食事、薬、行動制限をしながら約2週間かけてしっかり身体を整えていきます。
私の本来の体質は「ピッタ、ワータ」だそうですが、ワータのエネルギーが上がり過ぎて、「ワータ、ピッタ」の状態になってるとのことでした。そのため、ワータのエネルギーを下げる食事と薬が毎食提供されました。
食事は見た目も綺麗で美味しいです。お薬は錠剤と液体。瓶に入っている錠剤は決められた個数を瓶から取り出して飲み、瓶の前に並んでいる丸薬(作りたてで柔らかい)と液体の薬は毎食後お部屋に届けられます。

滞在中のお楽しみ

約2週間の滞在中は一日中トリートメントを受けているわけではないので、
あい間にいくつものお楽しみメニューが用意されていました。
今回は、アーユルヴェーダクッキングにシタールの演奏、アーユルヴェーダドクターによるアーユルヴェーダ講座、観光など盛り沢山。早朝6:00からは、自由参加のヨガもあり、充実の毎日ですよ。

アーユルヴェーダクッキングではシェフに指導を受けながら実際に参加者全員で料理をつくり、最後は試食。
なかなかできない体験でとても楽しい時間です。

シタールは北インド発祥の弦楽器で胴体の部分はひょうたんからできているそうです。
演奏を聴いていると、とても気持ちよくなってウトウト。なんとも言えない音色に癒されました。

などなど、毎日々トリートメントを受け続け、体質に合った食事が3食提供されるとても贅沢な時間を過ごし、
こころも体も浄化されてクリアな状態に!
日本に戻っていつもの生活習慣に戻らないように、できるだけクリアな状態を保てるように。
自分と向き合う時間の大切さを知った貴重な体験でした。

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